スウェーデンへの進出支援
北欧でも最大の人口を誇る、首都ストックホルムを持つスウェーデン。ここでは、そんなスウェーデンの経済や日系企業進出の状況を調査。また、海外進出を支援している企業の情報もご紹介いたします。
ここが進出しやすい！
スウェーデンは、一人あたりの実質GDPが＄62,926です。これは世界20位の豊かさで、成功のインパクトが大きいです。治安は世界26位の良好な水準で、英語能力指数は世界7位の非常に高い順位につけています。総じて、進出のための障壁が高くないということができます。
- 人口規模：各国の市場規模を測る指標の一つで、大きいほど事業成功時のインパクトが大きい。
- 一人あたりのGDP：各国の経済規模や豊かさを測る指標の一つで、高いほど事業成功時のインパクトが大きい。
- 賃金：現地人材の雇いやすさを測る指標の一つで、低いほどコストを抑えた雇用が可能。
- 治安：各国の進出リスクを測る指標の一つで、良好なほど不確定要素が少なく、失敗のリスクが低い。
- 英語能力：高い方が進出時の外国語学習のコストを抑えやすい。
- 海外進出日系企業拠点数：少ない方が競合数が少なく、競合優位性を発揮しやすい。
※【人口規模】2022年時点／参照元：United Nations "World Population Prospects 2022"[xlsx]（https://population.un.org/wpp/Download/Standard/Population/）
※【一人当たりの実質GDP】2022年4月時点／参照元：IMF "Economic Outlook database: April 2022"[xlsx]（https://www.imf.org/en/Publications/WEO/weo-database/2022/April/weo-report）
※【平均賃金（月収）】2021年時点／参照元：WorldData.info "Average income around the world"（https://www.worlddata.info/average-income.php）
※【治安（世界平和度指数）】2022年時点／参照元：Global Peace Index（https://www.visionofhumanity.org/maps/#/）
※【英語能力指数】2022年時点／評価は参照元の調査結果に基づく／参照元：EF EPI 「EF 英語能力指数 世界111か国・地域の英語能力ランキング」[PDF]（https://www.ef.com/assetscdn/WIBIwq6RdJvcD9bc8RMd/cefcom-epi-site/reports/2022/ef-epi-2022-japanese.pdf）
※【日系企業の拠点数】2021年10月1日時点／参照元：外務省「海外進出日系企業拠点数調査」[xlsx]（https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page22_003410.html）
海外進出先としての
スウェーデンの魅力とは？
対内直接投資の増加で
生産性がアップ
スウェーデンでは1996～2009年にかけて、外資導入政策を積極的に行ったことから生産性の高い外資系企業の参入が3,617社から13,636社へ増加。
その結果、労働生産性が向上しています。また、スウェーデンに根差す企業が外資系に買収されると労働生産性が3％アップするという研究データもあり、対内直接投資の増加が生産性の向上につながっていると考えられます。
※参照元：スウェーデンの経済成長と労働生産性公式HP [PDF]（https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2019/jinkou202003_02.pdf）
卸売業・小売業を中心に
日系企業が事業展開
外務省の「海外進出日系企業拠点数調査」によると、スウェーデンに進出している日系企業の拠点数は154。そのうちの71社が卸売業・小売業、34社が製造業となっています。また、数は少ないですが情報通信業や金融業・保険業、運輸業などの進出も見られます。
※2021年10月1日時点 参照元：外務省「海外進出日系企業拠点数調査」[xlsx]（https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page22_003410.html）
英語の普及率が高く、
日本人との共通点も多め
スウェーデンでは古来より移民を受け入れてきたという歴史があり、個々の多様性を尊重する国民性が特徴。移民が多いという背景から多くのスウェーデン人は英語を話すことができるため、現地への進出も比較的スムーズと考えられます。
また、スウェーデン人には調和やルールを重んじるなど、日本人と通じるところがあるのも特徴のひとつです。
スウェーデンへの海外進出
にはこんな会社がおすすめ
ベンチャー企業などにも
チャンスあり
製造業が盛んなスウェーデンには高い技術力を持つ企業が多く、国内のみならず国外にも事業展開しているケースが多く見られます。
また、国の政策としてベンチャー企業への投資・規制緩和などを行っているため、海外企業でも新規参入しやすい市場環境が形成されています。そのため、海外で1から事業をスタートさせたいといった野心あふれる企業に向いているかもしれません。
大手企業の進出が少ない国を探そう
海外企業の参入を積極的に支援しているスウェーデン。日本企業の進出も比較的多いけれど、宿泊業や飲食サービス業などの進出はかなり少ないため、まだまだ事業展開の余地がありそうだね。
海外進出では中国・韓国・アメリカなどを検討するケースが多いけれど、こういった国々はすでに日本企業間での競争が激化していることが多い。そのため、日本企業にとってまだグリーンフィールドである魅力的な地域を探すことが重要だ。
当サイトでは、世界の統計データを基に、 今が狙い目の穴場な進出国をピックアップ。世界を俯瞰的に見ることで、自社が本当に勝てる市場を見つける手助けになれば幸いだ。各国の情報や進出支援コンサル会社についても紹介しているので、あわせてチェックしよう。
スウェーデンへの海外進出を
支援するコンサル会社
ここからは、スウェーデンへの海外進出を支援してくれるコンサルティング会社3社を紹介します。
「スウェーデン 進出支援」でGoogle検索し、スウェーデンへの進出支援を行っている海外進出支援会社を検索結果上位順に3社掲載（2023年2月20日時点）。
RSM汐留パートナーズ
海外進出事業を
ワンストップで支援
https://shiodome.co.jp/
スウェーデンへの事業進出を考えている企業に対し、海外進出コンサルティングを提供しているRSM汐留パートナーズ。海外進出を成功へと導くための戦略立案から、会社設立・法務手続きまでトータルでサポートしています。
グローバル マーケティング ラボ
豊富な海外市場調査の実績を保有
https://www.global-marketing-labo.jp/
これまでに40ヶ国以上の海外市場調査を行っており、そのデータを海外マーケティングに活用したい企業へ提供。実績によって培ったコネクションや提携先のネットワークを用い、質の高い情報・サービスの提供を心がけています。
X-HUB TOKYO
都内のスタートアップの
海外進出を支援
https://www.x-hub-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/column/
X-HUB TOKYOは、東京都が主催する海外進出支援プラットフォーム。都内のスタートアップに対する情報提供のほか、大企業やベンチャーキャピタルとの人的ネットワーク構築などで、ニューノーマルの創出を支援しています。